スペアキーとは?車のスペアキーを失くしてしまった場合、皆さんどうしてますか?

「車の鍵をうっかり失くしてしまった!」という場合、役に立つのがスペアキーの存在です。車のキーを車内に残したままドアをロックしてしまった場合などに備えて、スペアキーを自宅や外出時に持っておくと便利です。しかしそのスペアキーも失くしてしまった場合はどうでしょうか。車のスペアキーを紛失した場合のスペアキー作成方法、外出先で車のキーを失くし、スペアキーも無い場合の対処方法についてまとめました。

車のスペアキーとは

家の鍵に合鍵があるように、車を購入するとスペアキーを何本かもらうことができます。しかし、納車のときにスペアキーがもらえないケースや、スペアキーを失くしてしまったり、家の中でしまい込んでどこへいったか分からなくなることもあるでしょう。そのようなときのために、車のスペアキーを作成する方法を覚えておきましょう。

スペアキーの作成方法

車のスペアキーを作成する場合、みなさんはどこで作ってもらっているでしょうか。今回は3つのパターンをご紹介します。

1. カー用品店

鍵本体があれば、カー用品店でも鍵を複製してもらうことができます。一般的な鍵であれば500円から複製してもらえますが、特殊な鍵には対応していません。シンプルな鍵で、スペアキー作成を安く済ませたい場合は、カー用品店に作成を依頼すると良いでしょう。

2. ディーラーに依頼する

車を購入したディーラーに依頼すれば、どんなタイプの鍵でもスペアキーを作成することができます。手元に一本キーがあれば、鍵に記載されている個別番号を伝えることで、速やかに対応してもらえます。
個別番号は、鍵本体に直接刻印されているケースと、金属のプレートに刻印されてキーリングについているケースがあります。この金属プレートはスペアキーを作る際に必要なものです。外して失くさないように気をつけましょう。 鍵の個別番号が分からない場合は、キーシリンダー本体にも刻印がされています。しかしこれを確認するためにはドアの内張を剥がさなければならないため、鍵の金属プレートで確認する方が簡単です。

シンプルな鍵の場合は、3,000円程度で鍵を作成してもらえることもありまが、スマートキーやキーレスエントリー、イモビライザー搭載キーといった特殊な鍵の場合は、作成に時間とコストがかかります。

3. 鍵専門店

鍵専門店でスペアキーを作成する場合にも、鍵の個別番号を伝える必要があります。ディーラーよりも対応が早いことが多いため、急ぎでスペアキーが必要な場合は役立ちます。 しかし、費用はディーラーより割高なところが一般的で、スペアキーの作成費用は12,000円~からが相場です。店舗によっては、特殊キーへの対応も可能ですが、こちらも相場が4~10万円と高額になりがちです。作成には高度な技術が必要なため、スペアキーの作成を断られることもあります。来店前に一度問い合わせておくと良いでしょう。

外出先でスペアキーが必要なときは

外出先で車の鍵を失くし、スペアキーが必要になることもあるでしょう。そこでスペアキーが無い場合は、以下のようなサービスを利用して鍵を開けたり、スペアキーを入手できます。

1. ロードサービス

車の鍵を車内に残したままドアをロックしてしまい、鍵を開けなければならないときは、まずロードサービスに連絡してみましょう。JAF会員ならば無料、非会員でも15,000円程度で駆けつけてくれます。 しかし注意をしなければならないのは、ロードサービスは鍵開けのみのサービスだということです。スペアキーを作成するには、その後鍵専門店に依頼する必要があります。

2. 鍵専門店に依頼する

鍵専門店に依頼して車の鍵を開けてもらい、スペアキーを作成してもらうには、費用が高額になることが考えられます。これは、鍵専門店に支払う部品代、工賃と別に出張料金がかかるためです。特に特殊キーの場合は、部品代と工賃で4~10万円、出張費で5,000円~50,000円かかることが考えられます。

3. ディーラーに依頼する

ディーラーに依頼する場合、鍵専門店への依頼よりも比較的安価でスペアキーを作成することができますが、こちらは急ぎの対応というわけにはいきません。車が自宅にある時などは選択肢として可能ですが、外出先ですぐに車を移動させなければならない場合は、別にレッカーサービスを頼む必要があります。

まとめ:スペアキーを活用して安心なカーライフを

このように、スペアキーを急遽作成するには高額な費用がかかることがほとんどです。無駄な出費を抑えるためには、事前に余裕を持ってスペアキーを作成しておき、自宅やお財布の中などに常備しておくことが大切です。スペアキーを活用し、安心なカーライフを送れるよう工夫しましょう。

この記事を監修した専門家

森 ゆきまさ

監修 (一社)日本刑事技術協会 
代表理事
森 透匡 (もり ゆきまさ)

元千葉県警の警部。約20年にわたり、詐欺、横領、贈収賄などの知能・経済犯罪を筆頭に、殺人事件、薬物事件、組織犯罪などの犯罪捜査に従事。現在は一般社団法人日本刑事技術協会の代表理事として15名以上の警察OBが所属する団体を運営し、多種多様な犯罪に関する防犯講演、商品監修、TVなどのマスコミ出演、マッチングアプリ大手運営会社の詐欺防止に関わる有識者会議委員、「高齢者を身近な危険から守る本」の監修など知見を活かした幅広い活動に尽力している。

スペアキーの重要性と作成方法について解説された記事は、車の所有者にとって非常に有益な情報を提供しています。特に、予期せぬトラブルや緊急時に備えてスペアキーを準備することの重要性は、安全なカーライフを送る上で欠かせません。このような予防策は事故や犯罪を未然に防ぐ効果的な手段であると感じます。

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