合鍵を作る際に気を付けておきたい4つの注意点

あると何かと便利な合鍵ですが、作るにあたり注意すべき点もいくつかあります。 今回は、必要以上の合鍵を作らない、事前に必要な許可を取っておくなど、合鍵を作る際の注意点を4つご紹介します。
1.必要以上の合鍵を作らない
まず、注意することは、不必要な合鍵を作ろうとしていないかという点です。念のため多めに作っておきたい気持ちも分かりますが、必要以上の合鍵を作ってしまうと鍵の管理が大変になります。また、作った合鍵のぶんだけ盗難や紛失のリスクが高まってしまいます。
ですから、まず合鍵を作る場合は必要最小限の数だけにしましょう。どんな用途で合鍵を作るのかを考えてみれば、必要な合鍵の数は自ずと分かるはずです。作った合鍵の数はしっかりと覚えておき、紛失や盗難時にすぐ気付けるようにしておきましょう。
また、出来る限り人に見られないように管理することも大切です。むやみにポケットや財布に入れておくといったことは避けたほうが良いですね。
2.賃貸やお店の場合は事前に許可を取っておく
合鍵を作る前に、以下のケースに該当する方は然るべき場所に許可を取っておく必要があります。
*賃貸住宅にお住みの方:大家さんか管理会社
*店舗にお勤めの方:その店舗の店長か会社の本部
この許可を取らないで作ってしまうと、トラブルの元になってしまう可能性があります。現に、前の居住者が合鍵を無断で作っており、不法侵入されてしまったといった事件は珍しくありません。
あらぬ疑いをかけられないためにも、これらの許可は必ず取るようにしましょう。また、賃貸住宅なら退去の際に合鍵も併せて管理者に返すことを忘れないでください。
3.日数には余裕を持っておく

以下2つのケースのどちらかにあてはまる場合には、合鍵の作成に時間がかかってしまうことがあります。
合鍵を作る際には、日数に余裕を持つようにしましょう。
作成に専用のキーマシンが必要になる鍵
例えばディンプルシリンダー錠という鍵は、表面に丸い凸凹がある非常に精度の高い鍵です。
こうした鍵は、専用のキーマシンがないと合鍵を作れない場合があります。業者に持ち込んだところ、対応できるキーマシンがないために断られ、業者を探すのに時間がかかってしまったというケースもあるのです。
メーカー取り寄せになってしまう鍵
鍵の中にはメーカー独自に管理しているものがあり、そのメーカーに申請しなければ、合鍵が作れないケースもあります。
メーカーからの取り寄せとなってしまうと、一般的に合鍵ができるまで何日もかかってしまいます。
4.合鍵を作ったらマスターキーは保管しておく

合鍵を作ったら、元となったマスターキーは合鍵とは別にして、金庫などに大切に保管しておきましょう。
鍵は何年も使用していると、キズや削れなどで、次第に形が変わってしまい、マスターキーと比べて形状に誤差が生じてきます。そのまま使い続けると、
*鍵穴に指しても違う形状の鍵だと認識されて、鍵が回らなくなる
*鍵穴の内部が削れてしまい、鍵穴から全て交換する事態になる
といったトラブルにつながりかねません。
そうした不測の自体に備えてマスターキーを使わずに保管しておけば、それを元に再び使用できる合鍵を作成できます。鍵屋さんによっては、合鍵から合鍵を作るのを断る場合もあるため、合鍵ではなくマスターキーの方を保管しておきましょう。
よく考えたうえで余裕を持って合鍵を作ることが大切
以上、合鍵を作る際の4つの注意点について解説しました。
合鍵を作るときは、必要最低限の数を確認し、然るべきところに許可を取ってから合鍵を作るようにしましょう。
また、予めご自分の鍵の種類について調べておくのも良いかもしれません。専用器具が必要だったり、メーカー取り寄せになってしまう場合もあります。日数には余裕を持ち、詳しい費用などは業者の方に相談してみましょう。



