自分の家の鍵を失くした場合、さあどうする?
目次
なぜ人々は鍵を紛失してしまうのか?
「家に入ろうとしたら鍵が見当たらない!」
「鍵を失くしてしまった!どうしよう…」
誰でも焦って頭が真っ白になってしまい、何をするべきかわからなくなってしまうもの。
しかし、被害を最小限に抑えるためも落ち着いて行動しましょう。
鍵を失くしたその時のために、やるべき4つのステップをご説明します。
・ステップ1.落ち着いて今日の行動を振り返る
(SUUMOジャーナル調査)
「鍵がない!」と気がついたらまずは深呼吸して落ち着きましょう。
調査によると、鍵を失くして家に入れず困ったことがある人は20代の男性では53.3%、40代の女性では34.7% と、意外とたくさんの人が同じような経験をしています。[注1]
まずは衣服のポケット、バッグの中身を隅々まで確認してみましょう。
ここでのポイントは、手をつっこんで探すのではなく、中身を1つずつ出し、最後にはバッグの中を空にして確認すること。ここで鍵が見つかれば、もう解決ですね。
それでも鍵が見つからない場合は、次の順序で行動してみましょう
1. その日に自分が行った場所を思い出す
2. 近い距離であれば探しに戻る
3. 落とし物として届いていないか電話連絡をする
もしかしたら、落とし物として届けられて保管されているかもしれません。
ここで注意したいのが、くれぐれもSNSに「鍵をなくした!」などと投稿しないことです。悪意のある人が投稿を見ていたら危険だからです。
[注1]鍵を失くして家に入れない!そんなときどうする?/SUUMOジャーナル http://suumo.jp/journal/2015/11/30/101596/
・ステップ2.同居の家族に連絡をする
次に、鍵を失くしたことを同居しているご家族に連絡しましょう。
もしも家の玄関の前で気がついたのではなく、外出先で気がついた場合には、自分が失くした鍵ですでに侵入されている可能性も考えられます。万が一の事態に備え、家族に注意を促しておきましょう。
- *帰宅の際には十分注意して家に入る
- *在宅であれば内鍵をかける
上記の2点を家族に伝えておくとご家族も安心できますね。
・ステップ3.警察に遺失届けを出す
いくら探しても見当たらないようであれば、警察に遺失届を出してください。気付かずに盗難にあっている可能性もありますし、運が良ければ鍵が届けられているかもしれません。
近くに最寄りの交番があればそちらに直接向かうのが良いですが、すぐに行けないようであれば電話をしておきましょう。自治体によってはインターネットで遺失届を出せるところもあるので確認しておくといいですね。
警察庁のホームページに、都道府県警察における遺失物の公表ページがあるので、こちらで自治体の対応を確認できます。また、失くした鍵が届けられていないか検索することも可能です。[注2]
[注2]都道府県警察における遺失物の公表ページ/警察庁
https://www.npa.go.jp/bureau/safetylife/consultation/ishitsubutsulink.html
・ステップ4.鍵屋に連絡して鍵開け・鍵の交換を依頼する
警察に届けたら後は連絡を待つだけですが、一人暮らしなどで合鍵を持つ同居人がいない場合には鍵屋に連絡をして「鍵開け」を依頼しましょう。
「鍵屋さんを頼むのは初めてで良くわからない…」という人は多いかと思いますが、電話一本かけるだけで、思っているよりもずっと簡単に素早い対応をしてくれます。
この際、何分ぐらいで来てくれるのか、また大まかな費用も確認しておきましょう。
一般的には、
- *鍵開けの費用相場:約5,000円〜約10,000円
- *鍵開けにかかる作業時間:10分〜30分程度
- *駆けつけるまでの時間:30分〜60分程度
となりますが、防犯効果の高い特殊な鍵の場合には費用や時間も異なってくるため鍵の種類やメーカーを電話で伝えて確認すると安心です。
しかし、鍵を開けてもらったら安心かといえばそうではありません。
第三者が鍵を拾って所持している可能性と、拾った鍵で合鍵を作成して所持している可能性もあります。
失くした鍵が無事に戻ってきたとしても誰かが合鍵を所持していて、知らない間に侵入されてしまう不安を考えると、やはり鍵を交換しておくことをおすすめします。
鍵交換に必要な費用の相場ですが、
- *鍵交換の費用相場:約1万円〜約2万円
- *鍵交換にかかる時間:約30分程度
となります。防犯効果の高い特殊な鍵の場合にはもっと高額になることもありますが、せっかくですからこの機会に防犯効果の高い鍵に交換してみるのも良いかもしれません。
賃貸で鍵交換を行う場合には大家さんや管理会社にも連絡をしておきましょう。
・4つのステップでスムーズに解決しよう!
生活していて鍵を失くすことは特別なことではありません。まずは落ち着いて、一日の行動を振り返る。家族に連絡して無くしたことを相談したら、警察に遺失届を出し、場合によっては鍵開けと鍵の交換。この4ステップで何事もなく解決できるはずですよ!
この記事を監修した専門家
監修 (一社)日本刑事技術協会
代表理事
森 透匡
(もり ゆきまさ)
元千葉県警の警部。約20年にわたり、詐欺、横領、贈収賄などの知能・経済犯罪を筆頭に、殺人事件、薬物事件、組織犯罪などの犯罪捜査に従事。現在は一般社団法人日本刑事技術協会の代表理事として15名以上の警察OBが所属する団体を運営し、多種多様な犯罪に関する防犯講演、商品監修、TVなどのマスコミ出演、マッチングアプリ大手運営会社の詐欺防止に関わる有識者会議委員、「高齢者を身近な危険から守る本」の監修など知見を活かした幅広い活動に尽力している。
この記事では、家の鍵を失くした場合の対処方法を、具体的なステップとして詳しく説明しています。特に、まず落ち着いて行動を振り返り、家族に連絡し、必要なら警察に遺失届を出し、最終的には鍵屋に連絡して鍵の開錠や交換を依頼するという流れは、合理的で実用的です。この記事が強調するのは、鍵を失くした際に冷静に行動し、適切な手順を踏むことの重要性です。このような情報は、特に緊急時に迅速かつ効果的な対応を促すために役立ちます。また、SNSへの投稿を避けることや、鍵の交換を検討することも、安全性を高める上で重要なポイントです。
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