ドアノブがぐらついたり、鍵の動きが不安定になったりする症状は、取り付けビスの緩みが原因であることがある。2024年11月の雲ひとつない日の夜明けころ、千代田町赤岩にお住まいのH.T様からご連絡をいただいた。 H.T様は終始ため息が混じる口調でお電話をくださった。30代前半の女性であるH.T様のご相談は、ドアノブがぐらついており、鍵を回すときに違和感があるというものだった。以前はスムーズだった動きが、最近は引っかかるような感触があるとのことだった。 道路は空いており、連絡を受けて20分くらいでお客様のもとへ到着することができた。現場は静かな住宅街にある一戸建てで、玄関ドアにはMIWA製のドアノブが設置されていた。美和ロックは国内最大手のメーカーで、信頼性の高い製品を数多く提供している。 調査には30分もかからなかった。ドアノブを確認したところ、取り付けビスが緩んでおり、錠前全体が微妙にずれている状態だった。取り付けビスはドアノブや錠前をドアに固定するための部品で、これが緩むと錠前の位置がずれてしまう。位置がずれると、ラッチやデッドボルトがストライクに正しく入らなくなり、鍵の動きに違和感が生じる。 H.T様に状況をご説明した。取り付けビスの緩みが原因であり、締め直しと調整で改善する可能性があることをお伝えした。ただし、長期間ずれた状態で使用していたため、内部の部品にも摩耗が見られた。根本的な解決のためにはドアノブの交換をお勧めした。 作業時間は1時間弱で完了した。見積り金額は50,000円だった。新しいドアノブに交換し、作業後にH.T様と一緒に動作確認を行った。「作業後に動作確認を一緒にやってくれて安心でした」とH.T様は涙声で感謝の言葉をくださった。 今回の事例で注目すべきは、取り付けビスの緩みがトラブルの原因だったという点だ。ビスは長年の使用で少しずつ緩んでくることがあり、気づかないうちに錠前の位置がずれてしまう。 取り付けビスの緩みを防ぐためには、年に一度程度はビスの締まり具合を確認することをお勧めする。ドアノブにぐらつきを感じたら、早めに専門家に相談することが大切だ。軽度な緩みであれば、締め直しで対応できることも多い。