杉戸町深輪にお住まいのK.R様から、ドアノブについてご相談をいただいた。2025年11月の午後いち、小雨が降る日だった。K.R様は不安に震えるような口調でお電話をくださった。 ご相談の内容は、室内側のサムターンを回しても鍵がかからないというものだった。30代前半の女性であるK.R様は、サムターンを回しても空回りするような感触があるとおっしゃっていた。防犯上の問題もあり、早急に対応してほしいとのことだった。 私は別の現場にいたため少し遅くなったが、20分ほどでお客様のもとへ到着することができた。現場は閑静な住宅街にある一戸建てで、MIWA製のドアノブが設置されていた。美和ロックは国内最大手のメーカーで、ドアノブの製品ラインナップも豊富である。 調査には30分もかからなかった。サムターンを回してみると、確かに空回りするような感触がある。サムターンを詳しく確認したところ、固定ネジが緩んでおり、サムターンを回してもトルクがデッドボルトに伝わっていない状態だった。サムターンは内部のシャフトを介してデッドボルトと連結されているが、固定ネジが緩むとこの連結が不安定になり、回しても空回りしてしまう。 K.R様に状況をご説明した。固定ネジを締め直すだけで改善する可能性もあったが、長期間緩んだ状態で使用していたため、内部のシャフトにも摩耗が見られた。根本的な解決のためには、ドアノブの交換をお勧めした。「無駄な作業をせず、必要なことだけ提案してくれました」と後でご感想をいただいたが、お客様にとって最適な対処法を提案することを心がけている。 作業はその日の夜に完了した。見積り金額は15,000円だった。新しいドアノブに交換し、サムターンが正常に機能することを確認していただいた。K.R様はほっとした表情で「これで安心して眠れます」とおっしゃっていた。 今回の事例で特に注目すべきは、サムターンの固定ネジの緩みが原因だったという点だ。サムターンは毎日何度も操作する部品であり、長年の使用で固定ネジが緩んでくることがある。サムターンを回す際に違和感を感じたら、早めに確認されることをお勧めする。また、無理に力を入れて回すと、内部の部品に負担がかかり、より大きな故障につながることがある。定期的にネジの緩みを確認し、必要に応じて締め直すことも予防策として有効である。