■ 作業日誌
秋晴れの気持ちいい午後、栃木県那須塩原市鍋掛にあるアパートへ、玄関ドアノブ交換のご依頼でお伺いしました。今回お電話をくださったのはO.Y様、70代の男性のお客様で、立ち会いからお支払いまでご本人様が対応してくださいました。
もともとは大家様からのご相談で、「アパートの鍵が壊れてしまって、住んでいる方が外に出られない状態なんです。できるだけ早く来てもらえませんか?」という、かなりお急ぎの内容でした。
到着は13時〜14時の間でお約束し、緊急性が高い案件ということもあり、急いで現場へ向かいました。
■ 現場到着
この日はちょうどハロウィンで、街のあちこちにかぼちゃの飾りや季節らしい雰囲気が見られました。でも現場へ向かう道中は、それどころではなく、「とにかく早く到着して、お困りの状況を何とかしたい」という気持ちでいっぱいでした。
鍵やドアノブのトラブルって、起きてしまうと本当に生活に直結しますよね。外に出られない、買い物にも行けない、もし何かあったときに避難もできないかもしれない…そんな状況を思うと、こちらとしても一刻も早く対応しなければ、という思いで急いで現場へ向かいました。
■ 状況確認
現地に到着して、まずはO.Y様にご挨拶をし、今の状況を詳しくお聞きしました。O.Y様ご本人はとても落ち着いていらっしゃいましたが、その表情からは「早く何とかしてあげたい」という大家様としての責任感や、住人の方を気遣うお気持ちが伝わってきました。
実際、住人の方は外に出られず、予定していた用事にも行けない状態だったそうで、現場には少しピンと張りつめた空気もありました。こういう場面では、ただ部品を交換すれば終わり、というわけではなく、まずはお客様に「大丈夫ですよ」と安心していただくことがとても大切だと感じます。
そのため、状況や作業内容をできるだけ分かりやすくお伝えしながら、落ち着いて対応することを意識して進めさせていただきました。
■ 作業開始
問題が起きていたのは、玄関のドアノブの部分でした。実際に確認してみると、錠前の中の不具合で正常に動かなくなっている状態でした。長く使われてきたことによる劣化が進んでいた可能性が高く、無理に回したり引いたりすると、かえって壊れ方がひどくなる恐れもあるため、慎重に状態を見させていただきました。
今回は、修理で一時的に使えるようにするよりも、これから先の安全性や使いやすさを考えると、ドアノブごと交換したほうが安心だと判断しました。そのことをO.Y様にご説明すると、「それがいいですね」とすぐにご理解いただき、交換作業を進めることになりました。
交換に使用したのは、ゴール社のユニロックという円筒錠タイプのドアノブです。今ついている扉との相性や、普段の使いやすさを考えて選ばせていただきました。円筒錠タイプは操作がシンプルで扱いやすく、力をあまり使わなくてもスムーズに使えるのが大きな特徴です。
ご高齢の方が使われる場合や、「固いのはちょっと…」という現場でも安心してお使いいただけるタイプなので、今回の状況にもぴったりの選択だったと思います。
■ 錠前交換
作業では、まず今ついている故障したドアノブを、ひとつずつ慎重に外すところから始めました。取り外しながら、扉本体や取付穴のまわりに傷やゆがみがないかも、しっかり確認していきます。長年使われている部品は、どうしても固くなっていたり、くっついたような状態になっていることも多いので、ここで焦ってしまうと扉のほうに負担がかかってしまうことがあるんです。
今回はお急ぎのご依頼ではありましたが、だからといって大事な確認を省くわけにはいきません。ひとつひとつの工程を丁寧に進めながら、確実に作業していきました。
古い部品を外し終えたあとは、新しいゴール ユニロックの円筒錠タイプを取り付けていきます。取り付け後は、ドアノブがスムーズに回るか、ラッチがきちんと動くか、扉の開け閉めに違和感はないか、そして施錠・解錠がしっかりできるかを細かく確認しました。毎日使う場所だからこそ、「ちゃんと安心して使える状態になっているか」を最後までしっかり見ていくことを大事にしています。
■ お客様の声
交換後は、ドアノブの動きもとてもスムーズになり、操作感もまったく問題ない状態になりました。実際にO.Y様にも触って確認していただくと、「これなら安心です」「ずいぶん軽くなりましたね」と、ほっとしたようにおっしゃってくださいました。
さらに、住人の方も無事に出入りできるようになり、現場に漂っていた緊張した空気がふっと和らいだのがとても印象的でした。先ほどまでの張りつめた雰囲気が少しずつ解けていくのを見て、こちらも思わず胸をなで下ろしました。無事に普段通りの生活に戻っていただけて、本当によかったなと感じる瞬間でした。
■ 作業員メモ
作業が終わったあとには、これから長く安心して使ってもらえるように、いくつか気をつけてほしいこともお話ししました。
たとえば、「なんかいつもとちがうな」「ちょっと重たいな」
と感じたまま、そのまま使い続けないこと。
それから、カギやノブの動きが前より重くなってきたら、早めに見てもらったほうが安心ですよ、ということもお伝えしました。
こういうお話って、一見すると小さなことに見えるかもしれません。
でも、実はこういうちょっとしたことが、あとでまた困らないためにとても大事なんです。
なので、作業が終わったあとも、できるだけ分かりやすくお話しするようにしています。
個人的にですが、現場へ向かうときはずっと、
「中にいる方は今どれくらい困っているんだろう」「少しでも早く安心してもらいたいな」
という気持ちが強くありました。
そして、作業が終わって、お客様の表情がふっとやわらいで、現場の空気まで少し落ち着いた感じになったのを見たとき、「ああ、この仕事をやっていてよかったなあ」としみじみ思いました。
■ 総括
今回あらためて思ったのは、カギやドアノブのトラブルって、ただ「使いにくい」「開かない」というだけじゃないんだな、ということでした。玄関って、毎日出たり入ったりする大事な場所ですよね。だからこそ、そこに不具合が出ると、思っているよりずっと不安になりますし、気持ちの負担も大きくなってしまいます。
今回は大家さんからのご依頼で、こわれていた玄関のドアノブをゴール ユニロックの円筒錠タイプに取りかえて、ちゃんと開け閉めできるか、カギがしっかりかかるかまで確認して、無事に作業を終えることができました。これからも、急ぎのご相談のときでも、あわてずていねいに、「これなら大丈夫」と思っていただけるような作業を、しっかり続けていきたいなと思っています。
■ 使用部品
GOALゴール ユニロック 円筒錠 ULW-5E シリンダー錠
■ ビフォーアフター