蕨市南町二丁目にお住まいのH.K様から、玄関ドアの鍵についてご相談があった。2025年6月の雲ひとつない夜明け前、ヒソヒソと急に声量を下げる口調でお電話をいただいた。家族が寝ているため、静かに話さなければならない状況だったようだ。 H.K様のご相談は、鍵を回すときにドアを押さないと回らないというもの。以前からその傾向はあったが、最近は押し込まないと全く回らなくなってきたとのこと。毎日の開け閉めがストレスになっているとおっしゃっていた。 私は割と近くにいたため、連絡を受けてから1時間程度でお客様のもとへ到着した。現場は住宅が密集した地域にある一戸建てで、玄関ドアにはGOAL製の錠前が設置されていた。GOALは国内でも信頼性の高いメーカーで、多くの住宅に使われている。 調査はそんなに待たずに完了した。錠前ケースを確認したところ、デッドボルト機構の内部部品が欠けており、ボルトが途中で引っかかっている状態だった。デッドボルトとは、鍵を回すと飛び出す四角い金属棒のことで、これがスムーズに動かないと鍵の操作に支障が出る。部品が欠けた状態で使い続けると、完全に動かなくなる恐れがあった。 H.K様に状況をご説明した。錠前ケース内部の部品が破損しているため、錠前ケースの交換が必要であることをお伝えした。ドアを押さないと回らなかった原因がはっきりしたことで、H.K様は安堵されたようだった。 作業は3時間後に完了した。見積り金額は12,000円だった。新しい錠前ケースに交換し、デッドボルトがスムーズに動作することを確認していただいた。「ドアを押さないと回らない原因が解消して快適です」とH.K様にご感想をいただいた。 今回の事例で注目すべきは、長年の使用で内部部品が破損していたという点だ。錠前ケースは毎日何度も動く機構を収めており、部品は少しずつ摩耗していく。鍵を回すときに違和感を感じたら、無理に力を入れず、早めに専門家に相談することが大切だ。 鍵の動きが悪いときにドアを押して回す習慣は、内部部品にさらなる負担をかける。違和感を感じたら早めの対処が、大きなトラブルを防ぐことにつながる。定期的に鍵の動きをチェックし、スムーズに回らなくなってきたら点検を依頼することをお勧めする。