「応急処置だけじゃなく、今後の予防も教えてくれました」と、鳩山町今宿にお住まいのH.A様からご感想をいただきました。2024年9月の夜明け前、雨が降ったりやんだりの日のご依頼でした。 H.A様は不安に震えているような口調でお電話をくださいました。男性のH.A様は、玄関の引戸の鍵が開かなくなったとおっしゃっていました。強い風が吹いた後から、鍵を回しても開かない状態になってしまったとのことでした。 私は割と近くにいたため、連絡を受けてから1時間程度でお客様のもとへ到着することができました。現場は風通しの良い高台にある一戸建てで、三協立山アルミの引戸玄関にMIWA製の錠前が設置されていました。美和ロックは国内で最も広く使われているメーカーで、引戸用の錠前も数多く製造しています。 調査には10分程度かかりました。引戸を確認したところ、風圧で扉が押されたことでデッドボルトに横力がかかり、動かなくなっている状態でした。引戸は開き戸と違い、横方向の力に弱い構造になっています。強風で扉が押されると、デッドボルトがストライクに押し付けられて動かなくなることがあります。 H.A様に状況をご説明しました。今回のトラブルは、風圧による一時的なものでしたが、引戸特有の問題として今後も発生する可能性があることをお伝えしました。風の強い日は特に注意が必要で、施錠する前に扉がしっかり閉まっていることを確認するようお勧めしました。 作業時間は10分前後で完了しました。デッドボルトにかかっていた横力を解除し、正常に動作するよう調整しました。見積り金額は14,000円でした。H.A様は涙声で「本当に助かりました」と感謝の言葉をくださいました。 今回の事例で特に注目すべきは、風圧という外的要因がトラブルの原因だったという点です。引戸の玄関は、開き戸に比べて風の影響を受けやすい特徴があります。台風や強風の日には、鍵をかける前に扉がレールにしっかり収まっていることを確認してください。 強風による引戸のトラブルを予防するためには、レールの清掃も重要です。レールにゴミや砂が詰まっていると、扉の動きが悪くなり、風圧の影響を受けやすくなります。定期的にレールを掃除し、スムーズに動くよう維持することをお勧めします。また、戸車の調整も効果的な予防策です。