【栃木県小山市】「MIWA」裏口ドアの鍵交換事例

「開院時間に合わせて、午前10時すぎにお願いします。」
そんなご希望とともにいただいたのは、栃木県小山市にある動物病院からのご依頼でした。
お電話をくださったのは病院の院長先生。実際の立会いやお支払いはスタッフの方がご対応くださいました。
朝の出動要請ということもあり、時間に余裕を持って現場へ向かい、スムーズに作業を進めることができました。
無事に対応を終えたあと、スタッフの方からは「これで安心して診療を始められます」とのお声をいただきました。
大切な動物たちと飼い主さんを迎える場所だからこそ、安心を整えるお手伝いができたことを嬉しく思います。

病院に到着すると、駐車場には飼い主様の車がすでに何台か並び、犬や猫を連れて待合室に入っていく姿が見えました。動物病院特有の活気と、動物たちの鳴き声が交じり合い、朝の慌ただしい空気が漂っていました。裏口へ回ると、スタッフの方が笑顔で出迎えてくださり、今回のご依頼内容を改めて確認しました。

「この裏口は、これまでカギ穴がないタイプのドアでした。スタッフ専用の出入り口としては確かに便利だったのですが、防犯面では少し不安が残ります」と、スタッフの方はドアを指しながら説明してくれました。外から物理的に施錠できないことは、万一の侵入に対してリスクがあるため、セキュリティ上の課題とされていました。院長としては、患者さんやスタッフの安全を最優先に考え、より確実で安心できる防犯対策を講じたいとのことです。そのため、今回のご要望は、既存のドアに新たにカギ穴付きのシリンダーを設置し、外部からの施錠・解錠が可能になるようにしたい、というものでした。スタッフの方は「これで夜間や休診日でも、院内の安全性が格段に向上します」と安心した様子で話してくれ、院長の防犯意識の高さが改めて伝わってきました。

ご提案したのは、MIWA製のディンプルキータイプのシリンダーです。このタイプのシリンダーは、ピッキングなど不正開錠に対して非常に強く設計されており、さらに鍵の複製も簡単にはできない高度な仕様になっています。スタッフの方は、セキュリティ面での安心感を説明するとすぐに納得され、「これなら安心です」と笑顔で応えてくださいました。その場で院内の状況や使用頻度を確認しながら、最適な位置と取り付け方法を相談した後、そのまま交換作業に取り掛かることになりました。作業中もスタッフの方は興味深そうに手順を見守りつつ、鍵の扱いや管理方法について質問されるなど、安全面への関心の高さがうかがえました。

作業を始めると、病院の裏口に差し込む朝の光と、廊下の奥から聞こえてくる犬の鳴き声が相まって、少し不思議な雰囲気でした。古いシリンダーを取り外し、新しいディンプルキーシリンダーを取り付ける作業は、慎重かつ確実に進めました。取り付け後は、開閉の確認を何度も行いました。ディンプルキーは差し込み方向を選ばないため、誰でも使いやすく、防犯性も高いのが大きな利点です。スタッフの方に実際に使っていただくと、「これなら安心ですね」と大きくうなずいていました。

作業も終盤に差しかかり、ちょうどそのタイミングで診察を終えた院長が白衣姿で現れました。院長は忙しい合間を縫って駆けつけてくださり、作業の進行状況を確認しながら、「急なお願いにもかかわらず、こんなに早く対応していただいて本当に助かります」と、穏やかな笑みを浮かべて感謝の言葉を伝えてくださいました。その表情からは、院内の安全を確保したいという強い思いと、スタッフや患者の安心を第一に考える院長の温かい気持ちが伝わってきました。

作業を終えて車に戻ると、ちょうど診察を終えた飼い主様が愛犬を抱きかかえて歩いていく姿が目に入りました。その光景を見て、人と動物が安心して過ごせる環境を守るための鍵交換の大切さを、改めて実感しました。病院という特別な現場での作業は、普段以上に責任を感じる一件となりました。

動物病院の裏口に取り付けられたカギは、一見すると小さな部品にすぎません。しかしそれは、院長やスタッフの方々が日々安心して働ける環境を守り、安全と信頼を支える大切な入口であると改めて実感しました。防犯性の高いシリンダーに交換することで、不安を取り除くだけでなく、これから先の診療や日常業務をより安心して行える基盤を整えることができたと感じます。こうした小さな積み重ねが病院全体の安心感へとつながり、結果的には地域の方々にとっても大きな意味を持つのだと思いました。本日の作業はこれにて無事完了となりますが、私にとっても非常に意義深い経験となりました。