【茨城県筑西市】「MIWA、SHOWA」玄関、勝手口の鍵交換事例

「この家を新しい住人に安全に引き渡したいんです」
そんな切実な思いを込めてご相談くださったのは、K.O様でした。
ご依頼は、リフォーム業者から任された空き家の玄関と勝手口の鍵交換。
引き渡し前という状況から、防犯面への配慮は欠かせません。空き家は不審者の侵入や思わぬトラブルにつながりやすく、K.O様の声からも強い不安が伝わってきました。
「鍵の不具合一つでも、安心感は大きく揺らいでしまう」――そんなお気持ちを汲み取り、私たちはすぐに作業の準備を整え、現場へ向かうことを決定。
コールセンターに寄せられた一本のお電話から始まった今回の対応。
無事に交換作業を終え、安心して引き渡せる状態に整えたことで、K.O様にも笑顔が戻りました。
「これで大丈夫」とほっとされたその一言に、私たちもあたたかい気持ちになれた現場でした。

筑西市は初秋の涼しい風が心地よい穏やかな朝でした。現場は静かな住宅街の一角に建つ一戸建てで、庭先ではリフォーム業者が先に到着しており、外壁の塗り替え作業が進められていました。10時ちょうどに現地に到着すると、K.O様が明るい笑顔で迎えてくださり、「来月には新しいご家族が入居する予定なので、玄関と勝手口をしっかりしたものにしたいんです」と話してくださいました。その言葉からは、防犯へのしっかりとした配慮がうかがえました。

玄関は引き戸タイプで、既存の鍵は長年使用されており、摩耗も見受けられました。勝手口の玉座も同様に経年による劣化が進んでいました。空き家という状況もあり、不審者に狙われやすいため、防犯面の強化は必須だと判断しました。

まずは玄関から作業を開始しました。既存の引き戸錠を取り外す際は、内部の部品が経年で古くなっており、ネジも固く締まっていたため、慎重に作業を進めました。取り付けるMIWA製の万能引き戸錠は、引き戸住宅向けの定番で、ピッキング耐性に優れ、外観もスタイリッシュです。微調整を行いながら仮付けをし、何度も施錠・解錠をテストして滑らかな動きを確認したうえで本締めを行い、最後にドア枠の歪みを調整して取り付けを完了しました。新しいシリンダーは防犯性能が格段に向上しており、空き家を守る頼もしい存在となりました。

続いて勝手口の作業に移りました。こちらは丸型ノブ（玉座）タイプで、外観はきれいでしたが、内部は摩耗が進んでいました。取り付けるSHOWA製の玉座は耐久性と防犯性能を兼ね備え、操作もスムーズです。古いノブを外し、新しい玉座を取り付ける際には、扉の厚みやラッチの位置を細かく調整しました。何度か施錠・解錠のテストを繰り返した後、最後に潤滑剤を塗布して作業を完了。ドアを軽く閉めるとカチリと心地よい音が響き、確かな安心感が伝わってきました。

作業を終えて新しい鍵をK.O様にお渡しすると、K.O様は「これで新しい入居者の方も安心できます」と笑顔を見せてくださいました。リフォーム業者の方からも「防犯面が大きく向上しましたね」と太鼓判をいただきました。お茶をいただきながらお話を伺うと、この家は長年空き家だったものの、来月から若いご家族が新しい暮らしを始める予定だということでした。「家は人が住んでこそ息づくもの。だからこそ安全が第一ですね」と語るK.O様の言葉が、特に心に残りました。

最後に料金を精算し、正式な完了報告を行って現場を後にしました。帰り際には、立ち会いいただいたK.O様から「筑西市も最近は賃貸需要が増えているんです」と地域の話を伺い、空き家を有効に活用していくことの大切さを改めて感じました。
お客様に安心をお届けできただけでなく、地域の暮らしを支える意味を再確認できた現場となりました。

鍵の交換は防犯対策の基本であり、建物の安全と信頼を支える大切な作業です。今回のようにリフォームや賃貸の現場に関わることで、住まう方の安心に直結していることを改めて実感し、作業員として大きなやりがいを感じました。今後も一件一件のご依頼に誠実に向き合い、お客様に安心をお届けできるよう努めてまいります。