2024年9月の肌寒い夜のはじめ、毛呂山町小田谷のI.K様からトヨタのヴェルファイアのスマートキー作成の相談を受けた。スマートキーのトラブルは突然起こることが多く、お困りの気持ちはよく理解できる。電話口のI.K様は恥ずかしさを隠すような口調だった。30代前半の女性で、スマートキーが反応しなくなり車を動かせない状態とのことだった。別の場所から向かい、連絡をもらってから約30分で到着した。住宅街の広い駐車スペースに、パールホワイトのヴェルファイアが停まっていた。2020年式のモデルで、I.K様は車両の前でほっとした様子で待っておられた。「自分の不注意で恥ずかしいのですが」とおっしゃっていたが、鍵のトラブルは誰にでも起こりうることである。調査に約20分を要した。スマートキー内部の電池切れが原因であった。I.K様によると、最近スマートキーの反応が鈍くなっていたとのことで、電池残量が限界に達していた可能性が高い。トヨタのヴェルファイアはファミリー向けの高級ミニバンとして人気があり、スマートキーシステムも使いやすく設計されているが、電池切れには対応できない。お見積もりとして44,000円をご提示した。今回のケースでは、電池交換と併せてスマートキーの再登録を行う必要があった。電池切れ状態が長く続くと、車両側との通信が不安定になり、再登録が必要になることがある。I.K様は「見積もりから作業の流れがきちんとしていて安心しました」とおっしゃった。作業は約15分で完了した。まずスマートキーの電池を交換し、動作確認を行った。電池交換だけでは復旧しなかったため、OBDポートから診断機を接続し、スマートキーを車両に再登録した。トヨタのイモビライザーシステムは信頼性が高く、登録作業もスムーズに進む。トヨタのヴェルファイアはスライドドアの開閉もスマートキーで操作できるため、キーが使えないと非常に不便である。スマートキーの電池は2年程度で交換することが推奨されている。電池残量が少なくなると、反応距離が短くなったり、反応が遅くなったりする症状が現れる。作業完了後、スマートキーでの解錠・施錠、スライドドアの開閉、エンジン始動を確認していただいた。I.K様はほっとした表情を見せられ、「見積もりから作業の流れがきちんとしていました」と感謝の言葉を述べられた。スマートキーのトラブルを防ぐためには、電池残量に注意すること、予備の電池を車内に常備しておくことが有効である。