トヨタ・ヤリスの鍵を落としてしまったようで、福井市のホームセンターの駐車場から出られないというSOSを受けました。30分ほどで到着。お客様にお名前と車検証の照合をお願いし、確認が取れ次第着手しています。走行距離の多いヤリスでしたが、電装系は安定しており標準工程で施工できました。ドアを手作りの非常用キーで開けた後、バッテリーの端子電圧を確認し、アクセルペダル付近の狭いスペースへ診断機を接続して作業に入りました。車両側の認証システムにアクセスし、紛失キーを含む既存のキーIDの登録状態を洗い出しました。キー登録は電圧変動に敏感な工程のため、安定化電源を補助接続して電圧降下を防ぎました。キーのICチップにセキュリティコードを書き込み、車両側のECUにもIDを追加登録しています。紛失キーではエンジンがかからないよう、ECU側で認証情報を書き換えて無効化しています。ヤリスのキーシリンダーを調べたところ、ピン配列のガタつきが確認され、挿入時にわずかな遊びがありました。現状では使用に問題はありませんが、潤滑剤の定期的な注入で進行を遅らせられることをご説明しました。プッシュスタート認証速度、キー検知範囲、施解錠レスポンスを操作して反応速度や動作音に異常がないことを確かめ、施錠忘れ防止のオートロック機能の挙動も検証。「ヤリスのお車には傷をつけません」と最初にお約束し、養生シートを見せてから作業を始めました。「もう少し早く連絡していれば」と笑いながらも、ヤリスが使えるようになったことを喜ばれていました。お休みの土曜日にヤリスが使えなくなり、ご家族でのお出かけに支障が出そうなところでした。お支払いは後日のお振込みにて承り、請求書と施工明細を郵送でお届けしました。ヤリスの全工程を1時間弱で仕上げ、お客様にすぐお乗りいただける状態にしています。ご依頼いただいた車の鍵の紛失は52,000円(税込)で完了しています。施工データは診断値とあわせて電子保管しており、将来の参照に備えています。お渡し前の最終確認では、お客様と一緒に施解錠・始動・ロックの全動作を一つずつ実演しています。予備キーは普段の鍵とは別の場所に保管すること、キーの電池交換は自分でもできるが不安なら専門店に相談することもあわせてお伝えしました。