港区でトヨタ・ハリアーをお使いのお客様から、鍵をすべて失くしたとのお電話が入り、ご自宅の駐車場へ向かいました。約30分で到着し、車検証の情報と運転免許証を確認したうえで施工を開始しました。22時過ぎの依頼だったため、ヘッドライトでハリアーの作業箇所を照らしながら施工しました。社用車のハリアーだったため、会社の車両管理者への報告を想定した施工記録を作成しています。ハリアーの運転席側を現場で作製したメカニカルキーで慎重に開け、室内に入ってダッシュ下のOBDポートに機器を接続しました。TNGAプラットフォームを採用したハリアーのため、対応するプロトコルで認証ECUに接続して車両情報を読み出しました。ECUへの通信時に電圧が一定を保てるよう、外部バッテリーチャージャーを接続して備えました。新しいキーのIDデータをECUに転送し、認証が通って施解錠・始動すべてが機能する状態にしました。旧キーの登録データを完全に消去し、拾得者による始動を不可能にしました。それから、ハリアーの鍵穴を点検した際、ディスク間に細かいゴミが入り込んでいるのを発見しました。ピンセットで取り除いてから清掃し、シリンダーの回転トルクを測り直し、正常範囲であることを確認しています。鍵穴カバーの使用をお勧めしました。納車前テストとしてパワーバックドアの開閉連動、警報システムの復帰、離車時オートロックを実施し、全項目で施工前と同等以上の動作を確認しました。ハリアーへの傷防止のため養生テープとカバーを用い、お客様にも確認していただいてから着手しました。ハリアーの復旧後、「次から迷わずすぐ電話します」と笑顔でおっしゃっていたのが印象的でした。お仕事帰りの30代男性のお客様で、ハリアーが動かせず困り果てたご様子でした。今回のカギの紛失は総額22,000円(税込)でのご案内となりました。作業中に取得した電圧推移と認証ログを一式ファイリングし、車両ごとの履歴として管理しています。施工完了後にお客様へキーをお返しし、操作感に違和感がないことをその場で確認いただきました。スペアキーは自宅の決まった場所に保管し車内には置かないこと、電池の消耗サインとして反応距離が短くなる点に注意することもあわせてお伝えしました。