【栃木県宇都宮市旭】「MIWA」玄関の鍵の修理事例

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日付
2025年9月17日
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現場住所
栃木県宇都宮市旭
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天候
曇り(気温30℃)
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メーカー
MIWA
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施工地域
栃木県宇都宮市
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施工内容
玄関の鍵の修理
■ 作業日誌
9月下旬、秋風が心地よく街を吹き抜ける昼下がり、宇都宮市の閑静な住宅街から一本の電話が入りました。受話器の向こうから聞こえてきたのは、少し焦りを含んだK.T様の声。「玄関の鍵が折れてしまい、鍵穴に残ったままで抜けないんです」とのことでした。賃貸マンションにお住まいのため、シリンダーの交換はできず、折れた鍵の破片だけを取り出したいという切実な要望です。普段なら当たり前に使える玄関が使えない状態は、住人にとって大きな不安となります。K.T様の声からは、家に入れない焦りや、防犯面での心配がひしひしと伝わってきました。この緊急の状況に、迅速かつ確実に対応することの重要性を、現場に向かう道すがら改めて強く感じました。
■ 現場到着
依頼先のマンションに到着したのは13時40分頃でした。エントランスでお待ちいただいていたK.T様は、「本当にすぐ来てくださって助かります」と安心した表情を浮かべておられ、その様子が特に印象に残りました。
■ 状況確認
お部屋の前に案内していただくと、玄関ドアの鍵穴からは確かに銀色の金属片が覗いていました。鍵の半分ほどがシリンダー内部に残っており、外から指でつまむこともできない状態です。無理に工具を差し込むと逆に奥へ押し込んでしまう恐れもあるため、慎重に作業を進める必要がありました。
■ 作業開始
今回の作業は「鍵抜き修理」で、交換ではなく修理で対応することになりました。まずはシリンダーを丁寧に取り外し、内部の構造を一つずつ確認していきます。このマンションの玄関ドアには一般的なピンシリンダーが使われており、内部に傷を付けないよう細心の注意が必要です。専用工具を挿し込み、ピンのバネを抑えながら折れた金属片の位置を探りましたが、鍵の残骸は思いのほか奥に入り込んでおり、なかなか顔を出してくれません。そこでシリンダーを完全に分解し、裏側から細い棒で押し出す方法に切り替えました。時間にしておよそ30分、緊張の糸が張り詰める中、カチリと乾いた音とともに折れた鍵先が飛び出し、無事に取り出すことができました。
■ お客様の声
作業中、お客様からこんなお話を伺いました。「実は今朝、子どもを急いで送り出そうと慌てて鍵を回したときに、鍵が折れてしまったんです。もし子どもが忘れ物をして戻ってきたら入れなくなるかもしれないと思うと、不安で仕方なくて……」さらに、大家さんに相談したところ、「鍵の交換費用は借主負担になる」と言われてしまい、どうしても交換だけは避けたかったとおっしゃっていました。
■ 作業員メモ
今回のように賃貸住宅の場合、「交換はできない」「できれば最低限の処置で済ませたい」といったご要望をいただくことが少なくありません。そうした声に耳を傾けながら、お客様の状況や事情に寄り添い、最適な方法をご提案することの大切さを改めて感じた現場でした。
安心して暮らせる環境づくりをお手伝いできること――それが私たちの使命であり、喜びでもあります。
■ 総括
作業を終えると、外にはいつの間にか青空が広がっていました。K.T様は「これで今夜は安心して過ごせます」と笑顔を見せてくださり、わずか30分ほどの作業でしたが、お客様の安心につながったことに技術者として大きな喜びを感じました。作業車に戻る途中、近所の子どもたちの笑い声が耳に届き、静かな住宅街の午後、空はすっかり澄み渡っていました。日常のささやかな時間を守る仕事をしているのだと改めて実感しながら、次の依頼に向けて工具を整え、エンジンをかけました。
■ ビフォーアフター
施工前

施工後

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