認知症による徘徊防止対策 徘徊防止対策をすれば、知らない間にご家族が勝手に外に出ていく心配がありません。徘徊防止対策をして昼間・夜間に気持ちの余裕を持つ時間を作りまししょう。(心にゆとりを持ちましょう)鍵をかけることは閉じ込めではなく、一時的に介護者の心のゆとりを持つ時間を作るお手伝いをします。

認知症による徘徊防止対策

認知症患者は高齢者の4人に1人

全国の65歳以上の高齢者数3079万人の15%、約462万人が認知症と推定されています(2012年厚生労働省調査)。また、認知症になる可能性がある軽度認知障害(MCI)の高齢者は約400万人と推計されます。この結果より、65歳以上の4人に1人が認知症またはその予備軍と言われています。高齢化が進み、介護者自身も高齢にもかかわらず施設に入居することが難しい場合もある現状では家族にかかる負担は重く、認知症患者の介護について早急な対策が必要です。

徘徊し警察に保護された人数は1万人以上

捜索願が出された地域 人数
大阪 2114
兵庫 1308
愛知 811
京都 411
茨城 364
警視庁 308
岐阜 280
福岡 279
広島 259
岡山 255
その他 3933
合計 10322

家族から警察に捜索願(行方不明者届)が出された認知症の人の数は10322人にものぼるそうです(警察庁のまとめより)。都道府県別にみると、大阪が2114人と最多で、兵庫が1308人、愛知が811人と他の地域よりも被害が多いことが分かります。

過去5年で徘徊し死亡した人数は112人

NHKの取材によると、過去5年間に全国で認知症やその疑いがある人が行方不明となり、その後死亡が確認されたかたは112人におよぶとのことでした。そのうち70%が家族と同居しており、30%が独り暮らしだったことが分かりました。ご家族と同居している方でも徘徊を止められない現状がうかがえます。

徘徊中の事故が家族の責任に

認知症の高齢者が徘徊している時に起きた事故では家族に賠償責任があると判決が下り、介護現場に波紋を広げた有名な事件があります。

2007年12月愛知での徘徊事故
2007年12月愛知での徘徊事故

当時91歳だった認知症の男性が、妻がまどろんでいる間に自宅から一人で外出し、およそ一時間後に3キロ離れたJRの駅の線路内で列車にはねられて亡くなりました。この事故で列車が遅延したため、JR東海が振り替え輸送の費用などの損害賠償として、約720万円の支払いを遺族に求めて提訴しました。2013年8月の名古屋地裁の判決では、遺族のうち同居していた男性の妻と、横浜に住む長男の2人に賠償責任を認め、JRが求める全額を支払うよう命じました。

事故が起きた場合、一般的に遺族に賠償が求められる

鉄道会社では列車の遅延など損害が発生した場合、責任の所在や事実関係を調べた上で基本的に遺族に賠償請求をするそうです。
亡くなった高齢の男性は重度の認知症で、責任能力は問われませんでしたが、妻と長男の2人は責任があったとしています。判決では、男性の妻は「目を離さずに見守ることが必要だったのにそれを怠った」と賠償責任を認めています。横浜に住む長男については、家族会議を開いて介護の方針を決めていたため「事実上の監督者」として、ヘルパーをお願いするなど徘徊を防ぐ措置を怠ったと指摘しています。 この事件で、認知症の人が徘徊した時に起きた事件や事故では、責任が介護する人(家族)に発生する。損害は介護に深くかかわるものが負担すると世間にしらしめました。高齢化が進むなかで在宅での認知症患者の介護が極めて大変であり、家族の負担は計り知れないことが分かります。

徘徊防止対策は、外出させないことろから

介護をしている方の心のゆとりが持てるようにお手伝いをさせていただければと思います。0120-658119

玄関や窓に徘徊防止対策を施すことで認知症の方が「知らない間に勝手に外に出ていってしまう」リスクを排除できます。

介護者は1日中1秒も目を離さずに介護をすることは不可能です。 終わりが見えない介護で心身ともに疲労困憊で倒れる寸前まで追い込まれている介護者の方は少なくありません。そんな方の少しでも役に立てるよう対策が玄関や窓に「室内から開けられない鍵を掛ける」ことです。

鍵をかけることは閉じ込めではありません。認知症の方と一緒に家にいる時のほんのちょっとした時間に、気持ちの余裕を持つ時間をつくるお手伝いをするのが鍵の徘徊防止対策です。 徘徊がひどく何度も外に出てしまう場合、どうしてもやむを得ない場合は家の中で動き回れるような空間を確保してから玄関や窓に鍵を掛けるようにしましょう。

こんな時に鍵の徘徊防止対策が役立ちます

夜間(寝るとき・お風呂に入るとき)
行政に相談する電話を掛けたいとき
ホームヘルパーに依頼したいとき
・誰かに介護の相談をして体制を整えたいとき
・1日中続く介護でほんのちょっと息抜きしたいとき

鍵を掛け続けるのではなく、時間を決めて認知症の方と一緒に外出し、散歩や買い物など気晴らしを行いましょう。また、認知症の方の徘徊したい理由は症状によって異なりますので、「よく話を聞いて切迫した気持ちに共感」してあげましょう。

徘徊防止対策Q&A

玄関と窓の徘徊防止対策を考えています。両方頼むことは出来ますか?また、どれくらい時間がかかるのでしょうか?
お電話頂いた当日にお客様のお宅にうかがい、玄関と家にある窓全てに徘徊防止対策をすることが可能です。お時間は窓の個数にもよりますが合計1~2時間程度です。

鍵の徘徊防止対策

ドアからの徘徊防止に効果的な対策をご紹介します。

着脱式サムターンの玄関錠に交換
着脱式サムターンの玄関錠に交換

「サムターン」はドアの室内側についている、錠の開け閉めを行うための金具です。
ドアを閉めたいときサムターンのツマミを回すと、かんぬき(デッドボルト)が錠本体から飛び出し、ドア枠に取りつけた受座(ストライク)にかかって施錠され、鍵を使うことなく戸締まりができます。
徘徊防止のみならず防犯対策にも、サムターン回しがされにくい、防犯サムターンが有効的です。そのサムターンが着脱式であれば、室内からドアを開けることが出来ないため、徘徊防止に効果的です。
「着脱式サムターン」の玄関錠には2種類あります。

1.鍵タイプ
外側からドアを開ける時は普通に鍵を差し込み開錠するタイプです。室内からサムターンを取り外すことが出来ます。
2.デジタルロックタイプ 外側からドアを開ける時はプッシュボタンで暗証番号を押して開錠するタイプです。室内からサムターンを取り外すことが出来ます。

既存のサムターンを交換
既存のサムターンを交換

外側からドアを開ける時はプッシュボタンで暗証番号を押して開錠するタイプです。室内からサムターンを取り外すことが出来ます。

補助錠の取付け
補助錠の取付け

今お使いの鍵はそのままで、追加でドアに補助錠をつけると徘徊防止に効果的です。補助錠には主に次の2つのタイプがあります。
・着脱式サムターンタイプ
・補助錠の両面に鍵穴があり、内側から鍵で施錠するタイプ

玄関・勝手口の対策を施すことにより、ご家族の不意の外出を防ぎます

玄関ドア・引き戸・勝手口に室内から鍵が開かないように対策を整えることで、ご家族が知らぬ間に外出するのを予防できます。

徘徊防止対策には主に3つ挙げられます。
・玄関錠を着脱式サムターンに交換
・既存のサムターンをセーフティサムターンに交換
・現在お使いの鍵はそのままで「補助錠」を取り付ける

ドアタイプの玄関・勝手口ドアの徘徊防止対策グッズ

玄関・勝手口の徘徊防止対策には手軽に取り付けられるものが多く、次の2つの方法をご紹介いたします。

Kaba star neo セーフティリムロック

後付け面付本締錠による「1ドア2ロック」で扉の防犯を強化。 サムターン回し対策のセーフティサムターン機能や鍵登録システムによる不正コピー防止でドアのセキュリティを高めます。

Kaba star neo リムロック
Kaba star neo リムロック

「1ドア2ロック」で扉の防犯を強化。高性能ディンプルキーシリンダーKaba star neoの面付本締錠。

引き戸タイプの玄関・勝手口ドアの徘徊防止対策グッズ

引き戸の徘徊防止対策には手軽に取り付けられるものが多く、次の1つの方法をご紹介いたします。

Kaba star Neo 引違戸錠6800
Kaba star Neo 引違戸錠6800

鍵登録システムで鍵の不正コピーを防止。耐ピッキング・耐鍵穴壊し性能に優れた高性能シリンダーと簡単操作のサムターン回し対策機能を装備した引違戸錠。網戸対策を講じたスリム設計の引違戸錠です。

窓からの徘徊防止対策

窓の徘徊防止対策には手軽に取り付けられるものが多く、次の2つの方法をご紹介いたします。

カギ付クレセント錠
カギ付クレセント錠

今お住まいの窓のクレセントを「カギ付クレセント」に交換すれば窓に鍵を掛ければ内側からでも開閉できません。新たに窓枠に穴をあける必要がないため、簡単に交換が出来ます。空き巣対策にも効果的です。

サッシガード

窓の徘徊防止対策には手軽に取り付けられるものが多く、次の2つの方法をご紹介いたします。

カギ付クレセント錠
カギ付クレセント錠

サッシの隙間に取り外し可能なカギつきの「サッシガード」を両面テープやネジで固定すれば、室内から窓を開けることができません。窓の上下に取り付ければ防犯効果がアップします。

お客様の声

お客様の声 誰かに相談する余裕すらなかったので、玄関に補助錠を付けた後は、介護の体制を立て直す余裕をもつことができました。
お客様の声玄関の鍵をサムターン着脱式にしたら、気持ちにゆとりができ、認知症の夫と一緒に出かけるときは徹底してつきあうようになった

この記事を監修した専門家

森 ゆきまさ

監修 (一社)日本刑事技術協会 
代表理事
森 透匡 (もり ゆきまさ)

元千葉県警の警部。約20年にわたり、詐欺、横領、贈収賄などの知能・経済犯罪を筆頭に、殺人事件、薬物事件、組織犯罪などの犯罪捜査に従事。現在は一般社団法人日本刑事技術協会の代表理事として15名以上の警察OBが所属する団体を運営し、多種多様な犯罪に関する防犯講演、商品監修、TVなどのマスコミ出演、マッチングアプリ大手運営会社の詐欺防止に関わる有識者会議委員、「高齢者を身近な危険から守る本」の監修など知見を活かした幅広い活動に尽力している。

このコラムでは、認知症による徘徊の問題とそれに対する防止対策が詳しく説明されています。認知症患者の徘徊は重大な社会問題であり、介護者にとって大きな課題です。全国の65歳以上の高齢者の約15%が認知症と推定されており、徘徊によって警察に保護されるケースも多いです。さらに、徘徊による死亡事故も発生しており、徘徊中の事故が家族の責任とされることもあります。これらの問題を踏まえ、認知症患者の徘徊防止対策は、早急に対処すべき重要な課題です​​​​。

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